JリーグとBリーグにはどのような違いがある?
Jリーグが参考にすべきところは?
本記事では、Jサポの筆者が実際にBリーグを観戦して感じたことを元に、その疑問に答えていこうと思います。
観戦した試合について
ホームチーム:横浜ビー・コルセアーズ
アウェイチーム:アルバルク東京
会場:横浜国際プール
筆者について
筆者はマリノスを応援し続けて16年目のJサポです。
サッカーはマリノス以外も観戦することがありますが、バスケはこれが二度目の観戦。
スポーツビジネスに興味があるため他のスポーツを観察してみたいと思い、Bリーグ観戦に至りました。
そんな僕が感じたことをまとめてみました。
目次
それではさっそく見ていきましょう。
JリーグとBリーグの違いは?
僕が感じたJリーグとBリーグの違いは以下の通りです。
- Bリーグは新しいリーグである
- コートの特徴
この2点について深掘りしていきます。
Bリーグは新しいリーグである
Bリーグは2016年に始まった新しいリーグです。
そのため、サポーター文化などはJリーグより確立されていないと言えます。
このように発展途上であることがどのような違いを生んでいるのでしょうか?
新規の方が観戦するハードルが低い
Bリーグにもチームのユニフォームを着ているコアファンが密集している場所はあるのですが、私服を着た客が大部分を占めています。
そのため、新規の方が観戦するハードルが低いです。
勝ち負けに執着しすぎない
試合はホームのビー・コルセアーズが敗れてしまったのですが、アウェイのアルバルクの勝利を称える拍手を送っていたのが印象的でした。
Jリーグでは見ない光景ですよね。
これにはコアファンが多くないことが影響しているのではないかと僕は思いました。
しかし、試合中はアルバルクのフリースローを拍手の音で妨害するなどバチバチな部分はあります。
勝ち負けに執着しすぎないけど、しっかり勝ちを目指すのはいい文化ですね。
コートの特徴
これはリーグというよりコートの特徴ですが、サッカーコートよりバスケコートの方が小さいです。
そして、バスケはアリーナで行われます。
これらの特徴を利用し、サッカーとは違った魅力を引き出していました。
間近で迫力ある試合を見ることができる
コートが小さいので選手との距離が近く、迫力のあるプレーを見ることができます。
アリーナ自体もそこまで大きいわけではないので、どの席にいても楽しめると思います。
ただ一緒に観戦していた友達によると、NBAのアリーナは巨大で遠いこともあるそうです。
ある意味この点も発展途上であるリーグの良い部分かもしれません。
アリーナが作り出すライブ感
バスケは休憩時間が頻繁にあります。
そして、その休憩時間中は音楽を流してチアリーダーがパフォーマンスを行います。
それならJリーグでもありますよね。
しかし、アリーナなので音が会場内に響き渡り、ライブのような感覚を味わうことができます。
僕はスポーツの非日常感が好きなので、このようなパフォーマンスが行われていたことでより楽しむことができました。
常にDJが盛り上げる
こちらもアリーナの特徴を生かしたポイントです。
JリーグではDJが試合中も喋っているということはないですが、Bリーグは常にDJが会場を盛り上げていました。
試合終了間際に若干スコアが開いてしまったのですが、DJが応援を続けたので周りも続けなければならない空気ができていました。
サッカーでは試合終盤にビハインドだと応援をやめてしまう人がいるので、これも良い点だと思います。
Bリーグって稼げているの?
上記のように楽しんでいた僕ですが、試合終了間際にアナウンスを聞いて驚きました。
コロナ渦とはいえ、なんと入場者数1500人代。
僕が購入したチケットは、2500円ちょっとだったので「これ、稼げているのか?」という疑問が浮かびました。
Jリーグには及ばないが成長中
こちらに2019年度のJリーグの営業収益とBリーグの営業収入が載っています。
記事によると、
- J1チームの営業収益の平均:50億円
- B1チームの営業収入の平均:10億7000万円
のようです。
流石にJリーグには及んでいませんが、記事を見るとBリーグは順調に成長しているようですね。
Jリーグが参考すべき点は?
「JリーグとBリーグの違いは?」でも説明したように両リーグにはそれぞれの特徴があり、それに合わせた施策を行なっています。
しかし、互いに参考すべき点はあります。
僕がJサポなので今回はJリーグ目線で、Bリーグのどのような点を参考にすることができるのか考えてみました。
新規で来た人もチームの一部に
上記でも述べた通り、Bリーグは新規の方が観戦しやすい雰囲気がありました。
新しいリーグだから当たり前のことかもしれません。
しかし、そのような環境要因だけでなく、Bリーグが自ら新規顧客を取り込もうとしている姿勢も見られました。
試合の前に応援の練習をする
僕が見に行った試合では、開始前にDJ主導で手拍子の練習をしていました。
「何だそんなことか」と思われたかもしれませんが、これJリーグではないですよね。
そもそもJリーグはチームだけでなく個人のチャントもあるため、初観戦で全て覚えるのは至難の技。
しかし、周りが楽しそうに応援しているのに、自分は乗れないとなると楽しさ半減です。
そこで僕は、「わかりやすいチームのチャントを1、2個練習したらいいのでは?」と考えました。
わかりやすい応援で一体感を作る
1、2個ならば覚えられるだろうし、スタジアムの全員が応援するとなると楽しいですよね。
チームにより声援を届けたいときに、そのチャントを使うというようなアクセントにもなるでしょう。
また、僕の経験としてJリーグは排他的なイメージを持たれていることが多く感じます。
だからこそ、全員で応援して一体感を出せると良いのではないでしょうか。
今回はこれで以上となります。
最後までご覧いただきありがとうございました。