こんにちは、Nishiです。
先月からイングランドに来ており、月末に初めてプレミアリーグ(マンチェスター・シティvsクリスタル・パレス)を生観戦しました。
今回は、現地に行ったからこそわかったプレミアリーグの雰囲気、Jリーグとの違い、コロナ対策などについて伝えていければと思っています。
日記のような形でブログを書くのは久しぶりですが、最後まで読んでいただけると幸いです。
目次
試合情報
対戦チーム | マンチェスター・シティvsクリスタル・パレス |
スコア | 0-2 |
場所 | エティハドスタジアム |
試合日時 | 2021/10/30 15:00キックオフ(現地時間) |
現在のコロナ対応
僕が観戦に行った2021年10月30日の時点では、18歳以上の観客はワクチン接種証明書か、陰性証明を提示する必要がありました。
試合の数日前に送られてきたメールに記載があったため、海外に渡航する日本人は持っているであろうワクチン接種証明書を見せれば基本的に問題ないと思います。
ただ遠いところまで行って書類の不備で見れないのは嫌なので、僕は念のためlateral flow testと呼ばれる検査も受けました。
検査キットは2日ほどで届く上、無料なので不安な人はやっておいた方がいいかもしれません。
スタジアムでの陰性証明のために検査キット頼んだんですが、無料かつ2日で配送されるのすごすぎる pic.twitter.com/egycADkWDN
— Nishi (@west_fmarinos) October 29, 2021
ちなみに僕は、メールで届く陰性証明とワクチン接種証明書の両方を持って行きましたが、どちらも全く確認されることなくスタジアムに入ることができました。
場所によっては緩いのかもしれません。
大丈夫かプレミアリーグ。笑
【試合雑感】大波乱の試合に
シティのスタメンは現状のベストとも言えるメンバーが揃っていました。
Here's how we line-up at the Etihad this afternoon! 📋
XI | Ederson, Walker, Dias (C), Laporte, Cancelo, Rodrigo, De Bruyne, Bernardo, Grealish, Jesus, Foden.
SUBS | Steffen, Stones, Ake, Sterling, Gundogan, Zinchenko, Fernandinho, Mahrez, Palmer.#ManCity | @HaysTechnology pic.twitter.com/5cqE2R5NMi
— Manchester City (@ManCity) October 30, 2021
時間も高いお金もかけてエティハドに来たので、この時点でテンションMAX。
対するクリスタル・パレスのスタメンについては、あまり詳しくなかったのでベストかわかりませんが、監督はレジェンド、パトリック・ヴィエラ。
試合序盤からシティはヴィエラ率いるクリスタル・パレスの激しい守備戦術に苦しめられることになります。
前半6分、ラポルトのミスを奪われ、ザハに1対1を決められ失点。
その後も、前半中盤までは相手の強度の高さを上回ることができず、何度かミスを犯したり、ピンチを招くシーンが続きました。
特に印象的だったのが、相手FWの連携。
片方のFWがサイドに流れて両CBを引き連れたのち、背後のスペースにボールをうまく流し、もう片方のFWが回収するという動き。
これは、シティの特徴をしっかり把握した上で仕込まれた戦術でしょう。
裏にボールを流す選手はもう片方のFWを見ていませんでしたし、裏に走る選手は仲間を信じてシティのCBより先に走り出していました。
この形で何度か苦しい形を作られたシティですが、前半中盤以降は相手の強度が少し落ち、徐々に試合を支配し始めます。
しかし、攻め続けていた前半45分、ロングボールの処理を誤ったラポルトがザハを倒してしまい、一発レッドで退場。
ペースを握っていた中で、もったいないミスから数的不利の状況となり、前半を終えることになります。
人数が少ないながらも攻め続けたシティは、60分にフォーデンのクロスに合わせたジェズスのゴールで同点に。
この時のスタジアムのテンションは最高潮。
僕も近くで見ていてオフサイドはなさそうだったので、叫んで喜んでいました。
しかし、フォーデンの位置がわずかにオフサイドラインを越えており、ゴールは取り消しに。
公式の記録に残らなくてもゴールが決まった瞬間のスタジアムの盛り上がりを忘れることはないでしょう。
88分にはカウンターから失点し、0-2に。
試合の主導権を握りながらも、得点を挙げられなかったシティはクリスタルパレスに敗れてしまいました。
僕の席はシティベンチに近かったのですが、思った以上に試合中ペップが激しく指示を出していないことに驚きました。
熱血指導している場面をTwitterとかでよく見るので。笑
とはいえ、ポジションチェンジの指示など最低限は行っていたと思います。
もっと吠えているところも見てみたいですね。
肌で感じたJリーグとの違い
ここでは、実際にプレミアリーグを観に行ってみて感じたJリーグとの違いを紹介していきます。
今回の試合のみで起きたことである可能性もあるので、こんなこともあるんだあと思いながら見ていただけると嬉しいです。
審判に対するブーイングの基準
前半終了後にもめてエデルソンがイエローもらったシーン。
なかなか荒れた試合でした😅ちなみに、なんでカードもらったのかはわかりません。笑 pic.twitter.com/qdonqUIkJ0
— Nishi (@west_fmarinos) November 2, 2021
海外はブーイングが激しいというイメージを持っている方も多いのではないでしょうか。
そのイメージ通り、僕が観た試合でも多くの観客がブーイングをしていました。
ただ少し驚いたのがブーイングの基準について。
プレミアの観客は審判が明確に正しい判定をしていたとしても、自分たちが不利になる判定には必ず講義をしていました。
Jリーグにも微妙な判定には抗議を行う人がまあまあいますが、明らかなファウルについては触れないと思います。
さらに、この日はクリスタルパレスの遅延行為に対して試合終了間際まで全くカードが出ないなど、特に不満のたまる試合だったため、ほんの些細なことにも批判が、、、
試合終了後には、当然のように審判はブーイングを浴びていました。
確かに、僕もいくつかの判定には疑問がありましたが、少し心が痛かったです。笑
審判のメンタルどんだけ強いのだろうか、、、
敗戦直後の切り替え
試合が決まるような失点をした場合、海外サッカーでは多くの観客が帰り出す姿がテレビでも放送されていると思います。
今回は終了間際に2失点目を喫してしまったため、その時点でほぼ試合は決まり、続々と観客が帰り始めました。
ここまでは放送でもわかるところですが、気になったのは観客の切り替えの早さ。
試合終了前に席を立った2人組の会話に耳を澄ましていると
「次の試合は水曜日だね、来る?」
「行くよ、また会おう」
と言っているのが聞こえてきました。
この会話から席を立つという行為に隠れているのは「呆れ」ではなくて、「今日はダメだからもう帰ろう。次があるし。」という気持ちなんだなと気づきました。
確かに、アウェイサポーターはお祭りのように大騒ぎしていたので、そこに数分居座ったとしても不快な気持ちが増すだけです。
それなら、今日は帰って次に向けて切り替えようという気持ちはわかります。
ただそれと同時に、試合終了まで諦めずにサポートするJリーグの観客は素晴らしいなと思いました。
その分、試合終了後も敗戦をめちゃくちゃ引きずりますが。笑
あと、これはJとの違いではありませんが、想像していた海外サッカーとは違い、試合後のブーイングは少なく、多くの観客がチームに向けて拍手していました。
これは試合をどこで見るかにもよると思いますが、試合後の選手を称え、勇気付ける行為は敗戦後のチームを立ち直らせることができるのでとても良いと思っています。
バスで大騒ぎするアウェイチーム
帰りのバスにて大騒ぎするクリスタルパレスサポーターと一緒になってしまいました。笑
実際の動画がこちら。
昨日、試合後のバス車内🚌
テンションMAXのクリスタルパレスサポーターが大声で歌いまくってました。笑
カメラを向ける勇気はなかったので音声だけお楽しみください。笑やばい時はバスをバンバン叩いて歌ってた😵
これ普通なのかな笑笑 pic.twitter.com/oU3ZhA69jR— Nishi (@west_fmarinos) October 31, 2021
こちらの動画は穏やかな方ですが、ツイートに書いた通り、バスをバンバン叩きながら大声で歌うこともあり、なかなか大変な事態に。笑
また、ただクリスタルパレスのチャントを歌うだけでなく、シティに対する煽りのような歌も大声で歌っていたので何か起きないかかなり心配でした。
シティサポーターにも話しかけていたし。笑
ちなみに、この集団はバスに乗る前にシティサポーターと言い合いになり、一触即発の状態にも。
僕の乗っているバスに過激なシティサポーターが数人いたら終わっていましたね。笑
このように、想像以上に良い意味でも悪い意味でも狂ったサッカーファンが多いというのを知ることができました。
僕の周りにも、「サッカーはテレビで見るけど、クレイジーなサポーターが嫌で現地には行かない」というイギリス人が複数人いるので、ライト層への優しさという意味ではJリーグが優っていると思います。
なんなら、サッカーに行き慣れていてプレミアにめちゃくちゃ行きたかった僕でもちょっと怖いなと感じたほどです。笑
逆に、ライト層を巻き込まずともコアサポーターや観光客でチケットの収益を確保し、莫大な放映権料を手に入れて上手くいっているプレミアはすごいですね。
感想と今後について
観光も兼ねてマンチェスターに来たのですが、なかなか賑やかな街で楽しかったです。
National Football Museumというサッカーに関する展示が行われている博物館もあり、サッカーファンなら一度は行ってみることをおすすめします。
こちらはアレクサンダー=アーノルドのスパイクの展示。
最近のサッカーだけでなく、古い時代のサッカーの展示まで幅広く取り扱われているので、サッカー観戦歴が長いほど楽しめるはずです。
僕が生まれる前の選手に関する展示もたくさんあったので「こんな選手いたんだ〜」と思いながら回りました。笑
ということで、今回の記事は以上となります。
11月中にもう1試合、しかもビッグマッチに行ける可能性が出てきたので、行けたらそちらについてもレポートを書こうと思っています。
また、Twitterではプレミアリーグの情報やイングランドでの暮らしについて呟いているので、フォローしていない方はぜひともよろしくお願いします。
それでは。