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【戦術用語】サッカーのオーバーロードとは?3つのメリットやプレー動画を解説!

投稿日:2022年5月20日 更新日:


サッカーのオーバーロードって何?どんなメリットがあるの?実際にオーバーロードが行われている動画も見てみたい!

本記事では、このような方に向けてオーバーロードについて分かりやすく解説していきます。


 

それではさっそく見ていきましょう。


 

サッカーのオーバーロードとは?

オーバーロードは、日本語で「過負荷」という意味です。
サッカーにおいては、あるエリアに選手を集中させることを指します。

狭いエリアに選手が多く集まることで一人一人に与えられるスペースは小さくなるため、足元の技術の高さが求められますが、その分様々なメリットがあります。
 

オーバーロードのメリット・デメリット

オーバーロードのメリット

オーバーロードには、

  • 細かいパス回しができる
  • 即時奪回しやすい
  • アイソレーションを作り出せる

という3つのメリットがあります。
 

細かいパス回しができる

オーバーロードによって選手間の距離が近づくため、細かいパス回しを行うことができるようになります。
テンポの速いパスワークによって相手の視線を動かすことで、守備ブロックに隙を作り出すのに効果的です。

しかし、狭いスペースでも正確にボールをコントロールする技術が求められるため、難易度は高いと言えます。
 

即時奪回しやすい

相手にボールを奪われたとしても、その近くに味方の選手が多くいるため、すぐ奪い返しに行けるところもオーバーロードの良いところです。

特に、オーバーロードはサイドで行うことが多いため、タッチラインと味方でボールホルダーをすぐに囲い込むことができます。
そのため、あえてボールが奪われやすい状況を作った後に、ボールを奪い返しカウンターを行うゲーゲンプレスといった戦術ととても親和性が高いです。


 

アイソレーションを作り出せる

片方のサイドに選手を集中させるということは、逆のサイドには大きなスペースが生まれることになります。
そのスペースを活用し、1対1の状況を作り出すことをアイソレーションといいます。

オーバーロードで相手の守備ブロックを掻き乱し、大きなスペースを作り出した後に、アイソレーションの状態にある選手にボールを渡すことで大きなチャンスを作り出すことができます。


 

オーバーロードのデメリット

オーバーロードには、

  • プレスをかわされると危険

というデメリットがあります。
 

プレスをかわされると危険

狭いエリアに多くの選手がいることで即時奪回しやすい一方、プレスをかわされるとピンチになります。

味方DFが一気に前線に残されてしまうことはもちろん、逆サイドにも大きなスペースがあるため、相手からすると非常にカウンターがしやすい状況が生まれます。
そのため、あらかじめリスク管理を行なっていたり、チーム全体にプレスバックの意識を植え付けたりすることが重要です。


 

【動画】オーバーロードを観てみよう

ここでは

  • リヴァプール
  • ヘンク
  • 横浜F・マリノス

の3チームによるオーバーロードの実例を見ていきましょう。
 

リヴァプールの崩し

リヴァプールの選手のポジションに注目してください。
左SBのロバートソン(26番)以外、全選手が右サイドに集中していることがわかると思います。
これによってワンタッチ、ツータッチでの高速のパス回しが行えるようになっています。

スピード感のあるパス回しに翻弄され、視線を動かされた相手選手は、裏に抜け出したサラー(11番)にワンテンポの遅れを取ります。
GKとの1対1になったサラーは冷静にシュートを流し込みました。

リヴァプールはゲーゲンプレスを採用しているため、試合の中でオーバーロードを多く作り出しています。
ぜひ気になる方は試合を観てみてください。
 

ヘンクの崩し

ポジションに注目すると、ヘンクの選手たちも右サイドに多くの人数をかけていることがわかります。
これが3回連続でのワンツーという流れるパスワークを生み出し、相手の視線が追いつけなかったことでフリーになった伊藤純也が豪快にシュートを決めました。

このゴールは、単に多くの選手が特定のエリアに集中していたから生まれたわけではありません。
一度パスを出した選手が空いたスペースに動き出したことで、新たなパスコースが次々と生まれ、ゴールに繋がったのです。

このように、オーバーロードが行われている狭いエリアでは絶えず動き出しを行い、スペースを空けることが重要になります。
 

横浜F・マリノスの崩し

こちらも右サイドでオーバーロードを作った状態からスタート。
岩田(24番)に縦パスが入った瞬間に右WGの仲川(23番)が動き出し、DFの裏を取ります。
3人の連携でテンポ良く抜け出すと、左サイドでアイソレーションとなっていた前田(38番)がマークを外し、ワンタッチで決めました。

この動画のように、オーバーロードを作ると、3人ほどでもスムーズに連携をとりながらパス回しを行うことができるようになります。
 

オーバーロードに注目しよう

オーバーロードについて解説していきました。
現在多くのチームで採用されており、オーバーロードによって華麗なパス回しが生まれることもあるのでぜひ注目して試合を観てみてください。

サッカーのおすすめ戦術本を知りたい方は「【必見】サッカーの戦術本おすすめ7選!初心者から上級者まで勉強になる本を紹介」をご覧ください。
現代サッカーの戦術用語について知りたい方は「【必見】サッカーの戦術用語12選!現代サッカーを語る上で欠かせない用語を徹底解説」をご覧ください。

今回はこれで以上となります。
最後までご覧いただきありがとうございました。

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