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【重要】アタッキングサードとは?バイタルエリアとの違いや5つの攻略法を徹底解説!

投稿日:2021年1月26日 更新日:


「アタッキングサードの意味って何?選手には何が求められるの?アタッキングサードの攻略法を知りたい!」

本記事では、このような方に向けてアタッキングサードについて解説していきます。


 

それではさっそく見ていきましょう。
 

アタッキングサードの意味とは?

アタッキングサードとは、ピッチを横に3分割したうちの相手ゴールに近いエリアのことです。

アタッキングサードの他にも、自陣ゴールに近いエリアをディフェンシブサード、間のエリアをミドルサードと呼びます。
また、アタッキングサードは攻撃の仕上げをするエリアという意味で、ファイナルサードと呼ばれることもあります。
 

バイタルエリアとの違い

アタッキングサードとバイタルエリアは、似ているようで違うエリアを指しています。
バイタルエリアとは、横幅がペナルティエリア、縦幅がDFとMFの間のエリアのことです。

つまり、バイタルエリアの大きさは試合中、常に変化しているということになります。
アタッキングサードは、横幅がピッチの横幅と同じ、縦幅も3分の1で変わることはありません。

バイタルエリアについて知りたい方は、「【サッカー用語】バイタルエリアとは?崩し方と守り方をそれぞれ解説!」をご覧ください。

 

アタッキングサードで大切な要素

アタッキングサードでは、

  • アイデア
  • 個の力
  • ゴールを常に意識する

の3つの要素が大切です。
 

アイデア

アタッキングサードは、守る側からすると危険なエリアなのでしっかりと守備を堅めてきます。
そのような守備ブロックを崩すのには、相手の意表をつくようなアイデアのある攻撃が効果的です。
アイデアの例としてはヒールパスやスルー、アーリークロスなどが挙げられます。


 

個の力

アタッキングサードにおいては選手の個の力が活きてきます。
なぜなら、個の力があることで相手が警戒して守備のバランスを崩したり、個の力そのもので得点まで取ってしまうことができるからです。
そのため、選手の特徴を活かす攻撃をすることも重要になります。


 

ゴールを常に意識する

アタッキングサードは、攻撃を仕上げるエリアです。
そのため、常にゴールを意識してプレーすることが必要になります。
そうすることで相手の守備に一瞬の隙が生まれたとき、そこを突いてゴールを奪うことができます。


 

5つのアタッキングサード攻略法

アタッキングサードでは、

  • パスによる崩し
  • クロス
  • ミドルシュート
  • ドリブル
  • カウンター

の主に5つの攻略法があります。

それぞれ動画を用いながら解説していきます。
 

パスによる崩し

パスを回しながら相手の守備ブロックに隙を作り出し、崩していくことでアタッキングサードを攻略できます。
しかし、守備側もゴールに近いエリアでは集中して守っているので、とても難易度の高い攻略法です。

そのため、ボールを扱う技術の高い選手たちが多いチームではよく使われます。
戦術理解度が高くなかったり、技術の高くない選手が揃っているチームで行うと、かえってカウンターを受けることになってしまいます。
 

バルセロナのティキタカ

こちらは、バルセロナの「ティキタカ」と呼ばれるパスを用いた崩しがまとめられた動画です。
(該当部分から再生されるようになっていますが、それ以前の部分はビルドアップ集となっています。)

見ていただくと、どんなに狭いスペースでもしっかりとパスを繋ぎ、崩しきることができる技術が大切であることがわかると思います。
パスで崩していくのは難易度が高いですが、このくらいの完成度になると逆に守るのが難しくなります。

バルセロナのアタッキングサードで躍動するぺドリについて知りたい方は「【天才MF】ぺドリのプレースタイルを解説!イニエスタを継承するバルセロナの至宝」をご覧ください。

 

クロス

相手の守備が手薄になるサイドを突破してクロスを上げ、それに合わせることで得点を狙います。
精度の高いクロスを上げることができる選手と高い得点能力を持つ選手がいると、クロスによる攻撃は強力になります。

しかし、単調な攻撃になるため、相手に対応されやすいというデメリットもあります。
 

デ・ブライネのクロス

マンチェスター・シティに所属するデ・ブライネは質の高いクロスを供給することができる選手です。
デ・ブライネのクロスは、低くて鋭いという特徴があります。

これによって相手は対応しづらく、味方の身長が低くても点を取ることができます。
 

ミドルシュート

相手の守備ブロックが堅くて突破できない場合、ミドルシュートがとても有効です。
ミドルシュートはゴールを奪うという面でも重要ですが、相手を引き出す面でも重要です。

ゴール前に守備ブロックを作る相手にミドルシュートを見せると、シュートを打たせたくないので数人がプレッシャーをかけにくるようになります。
そうすると、他の攻撃で相手の守備を突破しやすくなるのです。
 

コンパニのミドルシュート

こちらは、マンチェスター・シティの元主将であるコンパニが決めたミドルシュートです。
この試合でシティは攻め続けていましたが、なかなか得点を取ることができませんでした。

しかし、この一本のミドルシュートが決まったおかげで勝利し、後のプレミアリーグ制覇につながりました。
このように、攻撃がうまく機能しないときのミドルシュートはとても効果的です。
 

ドリブル

ドリブルで1対1に勝利することで、アタッキングサードで数的有利を作り出すことができます。
また、人数をかけて守備ブロックを作られるとパスを繋ぐスペースが全くなくなってしまうこともありますが、ドリブルで1枚剥がすことで相手のDFを引き出されスペースが生まれます。

非常に高いドリブル能力を持つ選手がいることが前提となりますが、ドリブルを使うことで厚みのある攻撃ができるようになります。
 

メッシのドリブル

高いドリブル能力を持つ選手といえば、バルセロナのFWメッシでしょう。
こちらの動画では、3人のDFをドリブルで引きつけることで、アタッキングサードでワンツーを行うスペースを作り出しました。

また、よく見てみると、分厚い相手の守備に対してバルセロナのFWは4人しかいないことがわかると思います。
このようにドリブルを有効活用すれば、人数差が大きかったとしてもアタッキングサードを攻略できることがあります。
 

カウンター

最も簡単にアタッキングサードを攻略する方法は、カウンターです。
相手選手11人がゴール前に揃って守備をすると、攻撃側は簡単に崩すことができなくなります。

しかし、選手が揃う前に攻撃を開始することができれば、アタッキングサードには広大なスペースがあります。
 

レスターのカウンター

レスターはカウンターを中心とした攻撃を繰り広げるチームです。
こちらの動画では、スリマニがアタッキングサードに到達した時点で、後方以外の全ての方向にスペースがあり、GKと1対1になっていますね。

このように、カウンターを使えば相手がブロックを作る前にアタッキングサードを一気に攻略することができます。

カウンターについて知りたい方は「【攻撃戦術】カウンターサッカーとは?守備の方法や代表的なチームを紹介!」をご覧ください。

 

アタッキングサードに注目しよう

アタッキングサードについて解説していきました。
今後はぜひアタッキングサードに注目して、試合観戦してみてくださいね。

現代サッカーの戦術を知りたい方は、「【必見】サッカーの戦術用語12選!現代サッカーを語る上で欠かせない用語を徹底解説」をご覧ください。

今回はこれで以上となります。
最後までご覧いただきありがとうございました。

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