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【鉄壁】カテナチオとは?イタリア代表で有名になったサッカー戦術を徹底解説

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サッカーのカテナチオって何?イタリア代表で有名になったけど今はどうなっているの?

本記事では、このような方に向けてカテナチオについて分かりやすく解説していきます。


 

それではさっそく見ていきましょう。
 

カテナチオの意味

カテナチオとは、イタリア語で「閂(かんぬき)」という意味を持ちます。
閂とは門が開かないようにする横木のことを指します。
これは、カテナチオで重要な「リベロ」という役割を果たす選手の動きが閂に似ていたことが由来しています。
 

イタリアで流行したカテナチオ

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カテナチオの起源は1930年代に遡ると言われています。
スイスで生まれたカテナチオはイタリアで流行し、セリエを代表するミランやインテルもこの戦術を導入。
カテナチオ戦術により、ミランはセリエAを制覇、インテルはチャンピオンズカップを連覇し、一時代を築きました。

この流れに続いて、イタリア代表もカテナチオを採用。
相手FWに対して全てマンマークで対応しつつ、リベロがそのカバーをする鉄壁の守りで失点を防ぎ、カウンターで仕留める戦術が功を奏し、1982年に開催されたスペインW杯で優勝しました。
 

カテナチオのメリット・デメリット

カテナチオのメリット

カテナチオには

  • リベロによる強固な守備
  • カウンターに繋げれる

という2つのメリットがあります。

リベロによる強固な守備

カテナチオにおいて主に用いられるフォーメーションは、最後尾にリベロを置いた1-4-3-2です。
後ろの1-4-3が主に守備を行うため、GKも含めた9人でがっちりとゴールを守れて、非常に強固なブロックを作ることができます。
また、リベロの存在により万が一ディフェンスラインを突破されたとしてもカバーを行うことができます。
 

カウンターに繋げれる

しっかりと自陣まで引いて守り相手を引きつけることで、ボールを奪った瞬間は相手の守備が手薄な状態になっています。
そのため、カテナチオを採用することでカウンターが決まりやすいです。

また、中盤以降が3-2になっていることで、中央に選手を集中しているため、相手ゴールに一気に効率よく襲い掛かることができます。
MFの3選手は攻守に貢献する必要がありますが、カウンター時はDFが上がらないことでMFが守備を気にせず攻撃参加することができます。

カウンターサッカーについて知りたい方は「【攻撃戦術】カウンターサッカーとは?守備の方法や代表的なチームを紹介!」をご覧ください。


 

カテナチオのデメリット

カテナチオには

  • オフサイドを取りづらい
  • サイド攻撃がしづらい

という2つのデメリットがあります。

オフサイドを取りづらい

DFラインの後ろにリベロがいるため、基本的にはオフサイドを取ることができません。
そのため、中央の守備は堅いですが、両サイド裏の広大なスペースはカテナチオの弱点となっています。
もしサイドへカバーしに行ったとしても、クロスを上げられると中央のDF裏がガラ空きになります。
 

サイド攻撃がしづらい

攻撃時にはSBが上がらないため、サイドに選手がおらずサイド攻撃がしづらくなっています。
そのため、相手が中央のケアをしっかりとしていれば攻撃が停滞することになってしまいます。
また、もしSBが上がったとしても、ボールを奪われてしまえばカテナチオの弱点であるサイドを晒すことになります。
 

カテナチオの現在

カテナチオの意味の変化

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カテナチオは前述の通り、デメリットが大きい戦術になっているため現在はほとんど使われていません。
また、カテナチオという言葉の意味自体が変化しており、フォーメーションや戦術に関わらず、単純に堅い守備のことをカテナチオと呼ぶことが多くなっています。

2CB+リベロから3CBへ

現在リベロを採用しているチームはなくなりましたが、2CB+リベロの代わりに3CBを採用しているチームは多くあります。
これによって、中央を3人でがっちり守ることができるだけでなく、サイドも上手く使えるようになりました。

サイドに位置するWB(ウイングバック)の選手は攻撃時は高い位置を取りつつ、守備時は最終ラインに吸収されることで5バックの強固な守備ブロックを作ることできます。
 

進化するカテナチオに注目

今回はカテナチオについて解説していきました。
月日と共に移り変わっていく戦術に注目すると、現代サッカーの面白さをより理解できるかもしれないですね。

サッカーのおすすめ戦術本を知りたい方は「【必見】サッカーの戦術本おすすめ7選!初心者から上級者まで勉強になる本を紹介」をご覧ください。
現代サッカーの戦術をもっと知りたい方は、「【必見】サッカーの戦術用語12選!現代サッカーを語る上で欠かせない用語を徹底解説」をご覧ください。

今回はこれで以上となります。
最後までご覧いただきありがとうございました。

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