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戦術

【動画あり】サッカーのサイド攻撃、中央攻撃を解説!【攻撃戦術】

投稿日:2020年11月22日 更新日:


「サッカーの攻撃にはどんな種類があるの?サイド攻撃、中央攻撃をするメリットとデメリットを知りたい!」

本記事では、このような方向けにサイド攻撃、中央攻撃について解説していきます。
記事の後半では動画を用いて解説しているので、ぜひ最後までご覧ください。


 

目次

それではさっそく見ていきましょう。
 

サイド攻撃、中央攻撃とは?

まずは、前提となるサイド攻撃、中央攻撃がどのようなものなのか簡単に理解していきましょう。
「そんなのわかるよ!」という方は読み飛ばしていただいて大丈夫です。
 

サイド攻撃とは

サイド攻撃とは、その名の通りピッチのサイドを使った攻撃です。

サイドを崩した後には、基本的にクロスを上げて中央で待つ選手が決めきるというパターンが多いですね。
そのため、サイドにクロスの質が高い選手を配置したり、中央に長身でヘディングの上手い選手を起用したりします。

しかし、近年はハーフスペースからクロスを上げるチームが多いため、身長が低くても、得点感覚に優れた選手を中央に起用することがあります。

※ハーフスペース・・・ピッチを縦に5分割したうちの、中央とサイド以外の2つのエリア。よりゴールに近い位置からクロスあげることができる上、シュートも狙うことができる。

ハーフスペースについて知りたい方は「ハーフスペースとは?現代サッカーで重要な3つの理由【動画あり】」をご覧ください。

 

中央攻撃とは

中央攻撃とは、その名の通りピッチ中央を使った攻撃です。

細かいパスワークを用いて中央を突破し、抜け出した選手がゴールをそのまま決めるというパターンが多いですね。
そのため、中央には足元の技術が高い選手を起用します。

サイドに比べて中央を突破するのは難しいですが、その分美しい崩しを見ることができるので魅力のある攻撃です。

美しく崩すポゼッションサッカーについて知りたい方は「【動画付き】ポゼッションサッカーとは?メリット・デメリットを解説」をご覧ください。

 

サイド攻撃、中央攻撃のメリットとデメリット

サイド攻撃、中央攻撃について理解したところで両者のメリットとデメリットについて見ていきましょう。
 

サイド攻撃のメリット、デメリット

Embed from Getty Images

サイド攻撃のメリット

サイド攻撃のメリットは、相手のブロックを広げられることです。

サッカーではゴールを奪われるのが一番嫌なので、基本的に中央をガッチリと固められます。
しかし、最終的には、中央にスペースがないとゴールするのが難しいです。
そこで、サイド攻撃を使うことで相手選手をサイドに引き出し、中央にスペースを作り出すことができます。
 

サイド攻撃のデメリット

サイド攻撃のデメリットは、クロスが流れてしまった時にカウンターを受けやすいことです。

例えば、右サイド上げたクロスに合わせられなかったとします。
すると、ボールは左サイドに流れますよね。

そのボールを相手チームが拾うと、人数をかけていない左サイドはもちろん、上がってしまっている右サイドの裏にスペースが生まれてしまいます。
 

中央攻撃のメリット、デメリット

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中央攻撃のメリット

中央攻撃のメリットは、速いテンポでの崩しに相手がついてこれないことです。

中央攻撃を仕掛ける時は、選手が集まってくるので選手間の距離が近くなります。
すると、ワンツーやワンタッチでのプレーが増えて、プレーのテンポが自然と速くなります。
このようなプレーが増えると、相手ディフェンスはついてくることができません。
 

中央攻撃のデメリット

逆に中央攻撃のデメリットは、難易度が高いことです。

こちらが中央に人数をかけている分、相手も中央を固めて守ってきます。
そうすると、相手のディフェンスに引っかかることが多くなり、カウンターを頻繁に受けることとなってしまいます。


 

動画でわかるサイド攻撃、中央攻撃

それではサイド攻撃、中央攻撃それぞれの動画を見ながらより深く理解していきましょう。
 

サイド攻撃:左右に揺さぶりヘディングで決めきる

右サイドの崩しからスタートします。

スピードに長けた右SBのウォーカーがサイドで勝負し、クロス。
惜しくもクリアされてしまいますが、それを再び拾い、今度は左サイドに展開します。
右→左と揺さぶられたエヴァートンはわずかなスペースを開けてしまい、サネ(背番号19)があげた完璧なクロスをジェズス(背番号9)がヘディングで叩き込みました。

先ほども触れた通り、相手の守備はしっかりと中央を閉めていますが、両サイドにボールを動かし、揺さぶることにより上手くブロックに隙間を作り出しています。
また、DFの視野も左から右へと変わるので、マークが外れやすいです。

ピッチを広く使った、マンチェスター・シティのお手本のようなサイド攻撃でした。
 

中央攻撃:縦パスが攻撃のスイッチ

こちらもマンチェスター・シティのゴールを取り上げました。
説明する必要もないほど美しい崩しですね。

相手を引きつけながらパスを交換し、チャンスのタイミングで一気にスピードアップします。
今回の攻撃で言うと、デルフ(背番号18)がシルバ(背番号21)に縦パスを入れた瞬間にスイッチが入りました。

そこからは前後に視界を揺さぶり、飛び出したシルバが折り返してジェズスがフィニッシュ。

最初はピッチを広く使っていたのでついていくことができていましたが、縦パスから突然テンポが上がったため、DFは隙を与えてしまいました。

このように緩急もうまく使うと、中央攻撃の成功率はグンと上がります。
 

サイドも中央も織り交ぜるのが理想

以上の2つの動画を見て「サイドも中央も使っていない?」と思う人もいるのではないでしょうか。
その通り、シティはどちらも使っているのです。

サイドだけ、中央だけという攻撃の仕方をしていると相手も慣れてきます。
ですので、どちらもバランスよく使うことが理想です。

ぜひ攻撃の仕方に注目して、試合観戦を楽しんでみてください。

今回はこれで以上となります。
最後までご覧いただきありがとうございました。
 

サッカーの戦術の基本を知りたい方は「【簡単】サッカーの基本戦術は4種類!初心者もこれだけ抑えれば完璧」をご覧ください。
サッカーのオフェンス戦術について知りたい方は「【攻撃】サッカーのオフェンス戦術7選!基本から最新用語まで徹底解説」をご覧ください。
サッカー観戦のポイントについて知りたい方は、「【初心者向け】サッカー観戦のポイント3つ【Jリーグサポーターが解説】」をご覧ください。

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