
ニアゾーン(ポケット)って何?なんで重要なの?ニアゾーンを攻略する方法を知りたい!
本記事では、このような方に向けてニアゾーンについて解説していきます。
目次
それではさっそく見ていきましょう。
ニアゾーン(ポケット)とは?
現代サッカーでは、ピッチを縦に5分割したうちの中央とサイドに挟まれるエリアをハーフスペースと呼びます。
そして、ニアゾーンとは、そのハーフスペースの中でもゴールに近いエリアのことです。
ニアゾーンはポケットと呼ばれることもあります。
ニアゾーンが重要である3つの理由
ニアゾーンが重要視されているのには、
- ゴールもアシストも狙うことができる
- 相手が反応しづらい
- 中央よりも崩しやすい
という3つの理由があります。
ゴールもアシストも狙うことができる
ニアゾーンでは、ある程度の角度はついてしまうものの十分ゴールを狙うことができます。
また、相手はシュートを最も警戒しているため、他の選手がフリーになりやすく、アシストも狙いやすい位置になります。
相手が反応しづらい
ニアゾーンはゴールにとても近いため、強いシュートを良いコースに打てば相手GKは止めることができません。
また、ニアゾーンに侵入すると多くの選手がペナルティエリア内にポジションをとるので、選手間の距離が近くなります。
そのため、パスを出しても相手は簡単に反応することができません。
中央よりも崩しやすい
DFとしては中央のエリアからシュートを打たれるのを最も嫌なので、中央はガッチリと固めています。
しかし、ニアゾーンは角度がついているため、シュートコースをある程度絞ることができます。
そのため、中央よりは守備が手薄になることがあり、崩しやすいです。
2つのニアゾーン攻略法
ニアゾーンを攻略するには、
- 斜めのパス
- ダイアゴナルラン
という2つの方法があります。
斜めのパス
斜めのパスを使うことでニアゾーンを攻略することができます。
なぜなら、相手のDFはボールとマークしている選手を同時に視野に入れることが難しいからです。
DFがボール方向を向いた瞬間に背後に走り出すことで、フリーでニアゾーンに侵入することができます。
【動画】外→内の斜めのパス
美しい崩し、美しいシュート!#サネ の強烈ボレーでシティが先制。
🏴プレミアリーグ第32節
🆚#エヴァートン×#マンチェスターC
📺見逃し配信を観るなら https://t.co/u4BaoHbwDg📺プレミアリーグ&ラ・リーガ全試合中継開始。#時代を変えろ#スポーツの新しい本拠地 pic.twitter.com/kB1fEXwwIH
— DAZN Japan (@DAZN_JPN) April 1, 2018
こちらは外→内の斜めのパスを使って、ニアゾーンに侵入した例です。
ハーフスペースにいるシルバ(21番)は左サイドにいるラポルト(14番)にパスを出した直後、ニアゾーンに向かって一気に走り出します。
タイミングよく斜めのパスを受けたシルバを見たGKはシュートを警戒してニアに移動しますが、シルバはパスを選択。
空いてしまったファーにサネがボレーシュートを叩き込みました。
ダイアゴナルラン
ダイアゴナルランとは斜めのランニングのことを言います。
ダイアゴナルランもニアゾーンを攻略する上で効果的です。
先ほど紹介した斜めのパスはランニング自体が真っ直ぐなので対面のDFの視野には入りやすいですが、ダイアゴナルランは対面のDFの視野から消えることができます。
【動画】内→外のダイアゴナルラン
/
シティが先制⚽
\サネのパスにジェズスが反応!
落ち着いてゴールに流し込んだ⚽中村憲剛選手解説中🎙
🏆プレミアリーグ第17節
🆚マンチェスター・C×エヴァ―トン
📺https://t.co/u4BaoHt81Q でLIVE中#プレミア観るならDAZN#EuroSoccerFreaks pic.twitter.com/gdLO12UcSV— DAZN Japan (@DAZN_JPN) December 15, 2018
こちらは内→外のダイアゴナルランを使って、ニアゾーンに侵入した例です。
相手のDFがサネ(19番)に食いついた瞬間に、中央にいたジェズス(33番)がその背後に向かって走り出します。
これにより、本来ジェズスを見るべきエリアにいる選手が、完全にジェズスを捨ててしまっている状態になります。
ニアゾーンをとったところでGKが前に出てきたので、冷静にフィニッシュしました。
ニアゾーンに注目してサッカーを見てみよう
ニアゾーンについて説明していきました。
試合を見ているときにニアゾーンをどのように攻略しているか注目してみると、より観戦を楽しめるようになると思います。
今回はこれで以上となります。
最後までご覧いただきありがとうございました。