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マリノス

ベガルタ仙台vs横浜F・マリノス【2021年J1第9節プレビュー】

投稿日:2021年4月10日 更新日:

セレッソ相手に10年ぶりの勝利を挙げたマリノス。
ベルマーレ戦で連勝は止まってしまいましたが、今節勝利を挙げて何とか上位に食いついていきたいところです。

ということで、今回はベガルタ仙台戦のプレビューです。
ぜひ最後までご覧ください。


 

目次

それではさっそく見ていきましょう。
 

予想スタメン

ベガルタは、前節敗れはしたものの試合内容は悪くなかったので、基本的にメンバーは変えないでしょう。
氣田→マルティノスと出場停止のアピアタウィア→シマオの変更のみと予想しました。

前節はシマオとマルティノスがベンチ外でしたが、これは怪我ではなく休ませるためだと思われます。
そのため、今節はフレッシュな状態で来るので注意が必要です。

対するマリノスも中4日なのでメンバーの変更は基本的にないでしょう。
LSBのファーストチョイスは現時点では小池だと思うので、そのポジションのみの変更と予想しました。

怪我で離脱していたマルコスがフルメニューを消化したという情報もあるので、もしかしたらスタメン、途中交代で出てくるかもしれません。
それにしても、今年は怪我からの復帰がみんな早いですね。
マリノスのフィジカル、素晴らしいです。
とはいえ、アタッキングサードで高いクオリティを披露している好調の天野にも期待が高まります。
 

自陣での攻撃

ベガルタは2トップが中をしっかり締めることで、ボランチを使わせないようにしながら自陣までリトリートします。
そのため、相手の陣地にボールを運ぶことはそこまで難しくないでしょう。
試合の状況次第で前からプレスをかけてくることもあるので、ここではそのような状況での打開策を考察していきます。

後ろを3枚に

ベガルタが前から来る時は、FWがボランチを制限しながらCBに対してプレスをかけてきます。
これに対し、後ろ2枚でビルドアップを行うと相手のプレッシャーを受けやすくなってしまうので、マリノスは松原が最終ラインに加わることで3対2の数的優位を作ると良いでしょう。
これによって、相手のプレスがハマるのを防ぎます。

右サイドからの崩しはこの松原の動きにベガルタのSHがついてきたら空いた仲川→喜田もしくは天野という形でチャンスを作れるはずです。
ただそこまで圧力をかけるチームではないので、この形は作りづらいと思います。
 

左サイドの崩し

最も期待できそうなのは、LSB小池に食いつかせて中盤の選手を使うという崩しです。
ベガルタのSHは縦を切るようにして、プレスをかけてきます。
そうすると、ボランチの押し上げが遅いため、中盤に一瞬スペースが生まれます。
ここを上手く使うことで、相手のプレスをいなして前進することができるでしょう。

SHによる縦切りプレスは順足のSBだと中へのパスを出しづらくなりますが、小池は右利きなので斜めにパスを通すことができ、ボランチの選手を使いやすいはずです。
 

敵陣での攻撃

ベガルタは自陣にリトリートすると、SBに対してFWがCBを切りながら、SHは縦を切りながらプレスをかけていきます。
しかし、自陣での攻撃同様、中盤の選手のマークが微妙であるため、プレスの構造上、中にぽっかりとスペースができます。
マリノスとしてはSBからボランチやトップ下にパスを繋ぎ、チャンスを作っていきたいですね。

また、ベガルタの守備は未完成であり、取り所をどこに設定しているのか曖昧なシーンがいくつか見れられます。
そのため、中のスペースを使いながらボールを左右動かし、揺さぶることで、大きなズレを生み出すこともできるでしょう。
シマオのような守備能力が高い選手がいるので同サイドでずっと攻めるより、サイドチェンジしながら組織の穴をついていく攻め方が効果的であるように思います。

ただマルティノスのようなスピードのある選手がいるので、カウンターには注意しながら攻撃を行うことが必要です。


 

敵陣での守備

ベガルタはCBの間にボランチが1人下りて、後ろ3枚でビルドアップを行います。
この形を作れられるとマリノスとしては面倒なので、ボランチが下りる時間を与えないよう今節もハイプレスをかけるでしょう。

前田がCBまでプレッシャーをかけ、 中盤は天野と片方のボランチが相手のボランチ2枚をしっかりと見ます。
赤崎が下りて4-2-3-1のような形になることもありますが、この場合は余ったボランチがしっかりとマーク。
ベガルタのGKスウォビクは早めにロングパスを蹴る傾向にあるので、CBからGKに下げさせてロングボールを蹴らせ、畠中とチアゴで回収する形が理想ですね。

ボールを運ぶことができるアピアタウィアが出場停止なのは、CBまでプレスをかけるマリノスにとって都合が良いでしょう。
ただプレスを剥がされたとしてもベガルタはボール受ける動きが少なく、前進したCBが困ってしまうシーンがいくつか見られたので、例えリスクを取ることになってでも激しいプレスをかけていくことが大事になります。
 

自陣での守備

ベガルタはバックパスをあまり使わず、勢いを落とさないように攻め切る印象があります。
そのため、しっかりとセットをした状態では守りやすいですが、カウンター時はシュートまで強引に持ってくると思うので注意が必要です。
前線には赤崎、西村のようにクオリティの高い選手が揃っているので、わずかな隙も与えてはいけません。

また、大卒ルーキーのSH加藤は、前節良い抜け出しから惜しいシュートを何本か放つなど、とても調子の良い選手です。
得点に飢えており、今節も積極的にシュートを打ってくるはずなので、素早く寄せることが重要になってきます。
 

再び連勝街道へ

以上、ベガルタ仙台戦のプレビューを行っていきました。
ベガルタは公式戦8連敗中とかなり調子の良くないチームですが、だからこそ勝利に飢えていると思います。
マリノスも相手の強い気持ちに負けないような覚悟で試合に臨み、再び連勝街道を突き進みましょう。

ついに来日したレオについて知りたい方は「【期待】マリノス移籍が噂されるレオ・セアラー。プレー動画、特徴などを徹底調査!」をご覧ください。

今回はこれで以上となります。
最後までご覧いただきありがとうございました。


 

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