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選手分析

【ゴール量産】FW前田大然の特徴を解説!マリノスで覚醒した日本代表のスピードスター

投稿日:2021年4月13日 更新日:


前田大然ってどんな選手?50m走のタイムは?」ゴール集を見てみたい!2021年に突然覚醒した理由は?

本記事では、このような方に向けて前田大然について分かりやすく解説していきます。


 

目次

それではさっそく見ていきましょう。
 

前田大然ってどんな選手?

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基本情報

年齢 26歳(1997年10月20日)
身長 173cm
体重 67kg
利き足
ポジション CF, LWG
背番号 38(セルティック)

東京五輪世代日本代表のスピードスターである前田大然。
2019年に行われたコパ・アメリカでは代表メンバーに選出されたため、世代別だけでなくA代表の出場経験もあります。
 

50m走のタイムは?

前田の50m走のタイムは、5.7秒だそうです。
2019年に行われた「ファンが選ぶ俊足選手TOP10」のアンケートでは、見事1位に選ばれました。
ランキング内に同僚のチアゴや仲川も選ばれていますが、彼らよりもスピードがあるようにファンからは見えているようですね。

また、日本代表の俊足といえば永井謙佑ですが、50m走のタイムは5.8秒と、前田とは0.1秒の差があります。
このことからも前田大然の圧倒的な速さがわかるのではないでしょうか。

 

経歴

前田は、今年の全国高校サッカー選手権で優勝した山梨学院大学附属高校のサッカー部出身です。
高校在学時に練習参加していた松本山雅で2016年にプロデビューしました。

2017年には水戸に期限付き移籍しますが、リーグ戦36試合出場13得点4アシストと大活躍し、翌年松本に復帰。
2019年にはポルトガルのマリティモへ、初めての海外移籍を果たします。

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マリティモでは24試合で4ゴールを挙げましたが、翌年には期限付き移籍期間が満了。
その後、松本との契約は残っていましたが、マリノスに期限付き移籍で加入しました。

1シーズンプレーした後、マリノスへ完全移籍加入。
その年にJリーグの得点王を獲得し、シーズン終わりにスコットランドのセルティックへ完全移籍しました。
 

前田大然の特徴

圧倒的なスピードという土台がある上で、前田にはどのような特徴があるのでしょうか。

ここでは、

  • フィジカルが強い
  • 激しいチェイシング
  • 逆足、頭も使える

という特徴について解説します。
 

フィジカルが強い

前田は身長が高いわけではありませんが、体格がしっかりとしており簡単に競り負けません。
動画を見ても分かる通り、一瞬のパワーだけでなく倒れないしなやかさも持ち合わせています。
速くて強い、まさに相手のDFからすると厄介な選手です。
 

激しいチェイシング

前田は、前線からの激しいプレスによってチームの守備に貢献します。
先ほども触れた強いフィジカル、そしてスピードタイプには珍しい豊富なスタミナを活かしてボールを刈り取ります。
上の動画でも、相手が自分のボールになったと思った瞬間に、背後からボールを奪ってゴールを決めていますね。
 

脅威のスプリント回数

そんな前田ですが、2021年4月6日のセレッソ大阪戦でJリーグ最多となる62回のスプリントを記録しました。
通常は多い選手で30回台ですが、その2倍となる数値。
他の状況でもスプリントはしていますが、この数値の大部分はチェイシングによるものでしょう。
 

逆足、頭も使える


※ハイライト動画ですが、該当プレーから再生されます。

前田は利き足の右足だけでなく、左足や頭でも多くのゴールを生んでいます。
左足でのシュートも右足に劣らないくらいのパワーがありますし、自慢のスピードを活かした勢いのあるヘディングは強烈です。
スピードのある選手は決定力がなかったり、足元の技術が低かったりすることが多いですが、どの部位でも得点を取ることが出来るのはCFの選手として大きなアドバンテージですね。
 

2021年、覚醒の理由は?

そんな前田ですが、2021年に入ってから得点を量産しました。
ここでは、なぜ前田が今年覚醒しているのか考察します。
まずは、2021年4月13日現在までのゴール集を見てみましょう。
 

2021年のゴール集

特徴でも紹介した通りのフィジカルの強さ、激しいチェイシング、様々な部位でのゴールが目立ちますね。
2021年は23ゴールを挙げ、レアンドロダミアンと並んでJリーグの得点王を獲得しました。
 

覚醒の理由

それでは前田大然が覚醒した理由について考察していきます。
結論から言うと、

  • ポジション変更
  • マリノスのサッカーが変化
  • 東京五輪の存在

という主に3つの理由が関係しています。
 

ポジション変更

2020年の前田はLWGとして起用されていましたが、今シーズンからCFにポジションを移しました。
おそらくこれが好調になった1番の要因でしょう。
特徴でも触れた通り、得点能力は高いですし、DFを追い回すこともできるので、よりゴールや相手選手に近づけるセンターのポジションで力を発揮しています。
 

マリノスのサッカーが変化

マリノスのサッカーが変化したということも前田の調子が良い要因の一つです。
2020年はとにかくパスを繋いで崩すサッカーを志向していましたが、今シーズンはハイプレスをかけショートカウンターからの得点も狙っているように思います。
この戦い方は優勝した2019年と似ているので厳密には戦い方が戻った感じですが、前線から素早くプレスをかけることが出来る前田にとってはやりやすくなったに違いありません。
 

東京五輪の存在

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2021年は東京オリンピックが開催されました。
前田はU-24日本代表に参加する権利があったため、おそらく五輪出場を目指して気持ちが入っていたのでしょう。
2021年の前田は前のシーズンと比べて顔つきが良くなっている感じるので、五輪の存在も前田に大きな影響を与えていたと思います。
 

ハマの韋駄天に注目

東京五輪世代の前田大然について紹介していきました。
若くしてセルティックや日本代表で活躍しているので、今後もぜひ注目していきたいですね。

東京オリンピックのスペイン代表・ぺドリについて知りたい方は「【天才MF】ぺドリのプレースタイルを解説!イニエスタを継承するバルセロナの至宝」をご覧ください。
東京オリンピックのブラジル代表・リシャルリソンについて知りたい方は「【注目】リシャルリソンのプレースタイル・特徴を解説!セレソンの若きストライカー」をご覧ください。

今回はこれで以上となります。
最後までご覧いただきありがとうございました。

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