
「エンゴロ・カンテってどんな選手?プロフィールやプレースタイルについて知りたい!なんであんなにボール奪取できるの?」
本記事では、このような方に向けてエンゴロ・カンテについて分かりやすく解説していきます。
目次
それではさっそく見ていきましょう。
エンゴロ・カンテってどんな選手?
プロフィール
国籍 | フランス |
年齢 | 32歳(1991年3月29日) |
身長 | 168cm |
体重 | 70kg |
利き足 | 右 |
ポジション | MF |
背番号 | 7(チェルシー) |
圧倒的な運動量で広い範囲をカバーする守備職人として有名なカンテ。
クラブではプレミアリーグ2回とチャンピオンズリーグ、ヨーロッパリーグ、FAカップを1回ずつ獲得し、充実したキャリアを築いています。
また、2016年から継続的にフランス代表に選出されており、2018年のワールドカップ優勝に貢献しました。
2021年6月1日時点での市場価値は、5500万ユーロ(日本円で約71億円)となっています。
ミラクル・レスターの立役者
無名だったカンテが有名になったのは、2015/2016シーズン「ミラクル・レスター」と呼ばれたレスターのプレミアリーグ制覇でしょう。
残留を争うと予想されていたチームが、堅守速攻を武器に次々と勝利を積み重ねていきました。
その堅守速攻を支えたのがカンテです。
持ち前の運動量を活かして攻守で活躍し、プレミアリーグのベストイレブンにも選出されました。
そして、翌シーズンには名門・チェルシーへと移籍することになります。
地球の3割をカバー?
そんなカンテのことをチェルシーOBのマルセロ・デサイー氏は以下のように評価しています。
陸は全てカンテがカバーしている。
つまり、そのくらいカンテのカバー範囲が広いという称賛です。
しかし、カンテは「面白い話だけど地球の3割もカバーできない」と語っているそうです。
このような対応からもカンテの謙虚さが伝わってきますね。
カンテのプレースタイル・特徴
カンテには
- 高いボール奪取力
- 豊富な運動量
- 推進力を活かした攻撃
という主に3つのプレースタイル・特徴があります。
高いボール奪取力
エンゴロ・カンテ = 守備的ミッドフィールダーのお手本 #UCL | @ChelseaFC | @nglkante pic.twitter.com/IjDEC3m2Sz
— UEFAチャンピオンズリーグ (@UCLJapan) January 13, 2021
既に触れた通り、カンテの最大の特徴はボール奪取です。
上の動画ではメッシから何度もボールを奪っていることがわかると思います。
身長が低い方にも関わらず対人で圧倒的な強さを誇るというだけでなく、優れた予測能力を活かして次々とインターセプトも行います。
また、カバーシャドウでパスコースを切りながら体を寄せていくのも上手です。
記事の後半ではカンテのボール奪取について分析しているので、ぜひ最後までご覧ください。
推進力を活かした攻撃
On this day in 2016…@nglkante's first ever Chelsea goal! ⚽️ pic.twitter.com/xlB4Xe5tnT
— Chelsea FC (@ChelseaFC) October 23, 2019
カンテが優れているのは守備だけではありません。
推進力のあるドリブルでボールを運び、チームの攻撃を活性化させることができます。
飛び出しは何度も行いますし、ゴール前に顔を出すことも多く、守備のタスクは多いながらもアタッキングサードでの攻撃にもしっかりと関わってきます。
豊富な運動量
攻撃面、守備面での活躍について触れましたが、それを支えるのがカンテの圧倒的なスタミナです。
フランス代表でチームメイトであるポグバが「肺が15個もあるんだ」というほどです。
この豊富な運動量が、守備範囲の広さと攻撃での推進力を生み出しています。
カンテのボール奪取を分析
ここでは、カンテのボール奪取にはどのような特徴があるのか分析していきます。
まずは下の守備プレー集をぜひご覧ください。
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今シーズンの #カンテ の
ボール奪取を #集めてみた ☝
\ #チェルシー のフランス代表MFによる、華麗な守備をまとめてどうぞ#集めてみたシリーズ#プレミアリーグ の視聴は #DAZN で▶https://t.co/BG8q03N5vF pic.twitter.com/ThjLd4u7oj
— Goal Japan (@GoalJP_Official) March 26, 2020
カンテのボール奪取には、
- 姿勢が良い
- 太ももを前に入れる
- 相手から少し離れる
という3つの特徴があります。
姿勢が良い
— Chelsea FC (@ChelseaFC) August 12, 2020
こちらはチェルシーに所属するベルギー代表のFWバチュアイと1対1を行なっている動画です。
バチュアイのドリブルをことごとく止めるカンテの姿勢に注目してください。
相手がドリブルを仕掛けてこようとしている時、カンテの上体はしっかりと起きており、お尻と背中が一直線になっていることがわかると思います。
また、ガッチリを固まるのではなく、小さくプレジャンプを行なって脱力をしながら準備していますね。
こうすることで重心が無駄に移動しづらくなるため、相手の細かい動きにもついていくことができます。
太ももを前に入れる
身長の小さいカンテが大きな相手に競り勝つためには、懐に入ってしまうことが大切です。
懐に入ると言うと体ごと入れるのかと思うかもしれませんが、カンテは太ももを相手の太ももの前に入れるようにすることで懐に入ります。
足を入れると引っかかってファールになってしまいますが、太ももであればお尻や腰でのコンタクトになるので、相手のバランスを崩しながらもクリーンにボールを奪うことができます。
相手から少し離れる
カンテはあえてマークしている選手から距離をとって守備を行います。
こうすることでマークしている選手にパスを出させ、インターセプトを行ったり死角から体をぶつけてボールを奪ったりします。
相手から離れることは間合いがわかっていない選手にはリスクになりますが、カンテは自分の間合いをよく理解しているため非常に有効な守備となっています。
カンテのボール奪取に注目
エンゴロ・カンテのプロフィールやプレースタイルについて取り上げていきました。
主要タイトルを多く獲得したカンテがこれ以上のタイトルを獲得できるのか、楽しみですね。
今回はこれで以上となります。
最後までご覧いただきありがとうございました。